慢性疲労症候群ずっこけRyo養記

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と診断されたのになんかまだ疑わしいという変な人のブログ(確定診断は受けてます)。日々の体調や経過・状況など、闘病・療養を中心に書くつもりだが、本人はアホの子なので絶対に脱線するだろうと思っている。ネットと本でかろうじて生きているイキモノ(たぶん)。毎日いっぱいいっぱいなのになんだかいろいろずっこけすぎて残念な人がお送り致します。

慢性疲労症候群の始まり②~2016年3月~

3月上旬、血液検査の結果が出たので病院へ。

 

…正直、この頃にはかなりつらくなっていた。なんとか仕事をこなしていたという状態だった。

そしてそんな時に限って研修発表とかがあって、通常の残業+資料作りにチェックに残業し、研修発表も残業…さすがにこの時はもうヤバいと思った。

 

そして病院というのは待ち時間が長い。待ってる時間で疲れる。

こんなこと今まで無かったけどな…。

 

やっと結果が聞けたけど、血液検査は異常無し。

…あれ?貧血じゃなかったか…。

 

じゃ、なんなんだ?もう思い当たることもないから聞く…ていうか聞くしかない。

 

自分「もうかなり身体がキツいんですけど…」

すると、

婦人科Dr.「うーん、ちょっと脈みせてくれる?」

あぁ、脈ね。

自分「はい」

・・・・・

婦人科Dr.「なんか脈、早くない?」

 

そう、自分は脈が早いらしいのだ。社会人になって健康診断を受けるようになってから知った。ちなみに低血圧も社会人になってから知った(笑)

 

なので、

自分「あぁ、昔からわりと早いですね」

と言うと、

後ろにいたNsと「今日内科混んでるかな?」などと話し始めた。

 

婦人科Dr.「ちょっと遅くなってもいい?」

と、どうやら内科で診てもらえるらしい流れに。ていうかここ内科あったんだ(笑)

気になるのでもちろん快諾。時間がかかるのでケータイに連絡しますとなった。

 

この時ちょうどお昼前。よし、昼メシ食ってくるか。

 

そして再度病院へ。

そしてまた血液検査。どうやら甲状腺などを調べるらしい。婦人科のDr.も同意見だったみたい。

この内科のDr.、話をきちんと聞いてくれ、その上で考えられること、この病院で出来る検査を全てと言っていいほどしてくれた。

 

そしてまた、全ての検査結果待ちとなった。

 

 

3月中旬、全ての検査結果を聞きに行く。

結果は…

「全て異常無し」

 

…はぁ、そうですか…。この間、症状は全く変わらず。

うーん…どうしたものか…。

 

するとこんな提案が。

内科Dr.「精神的なものも考えられるから抗うつ剤飲んでみる?」

 

 

はい!出ました!"精神的な問題"からの抗うつ剤~!!(笑)

 

はっきり言って、精神的なものが原因ではないと分かっていた。仕事も順調だし(忙しいけど)、プライベートでも特に思い当たることはない。

何で検査結果に異常が無いと精神的な問題にされちゃうのかね~。まぁ他に考えられることがないのだろうから仕方ないんだろうけど。だったら問診くらいちゃんとやれって気もするが…。

 

そうは言っても、精神的なものが原因ではないとは100%言い切れない。自分は大丈夫、絶対に精神的な病気にはならない!と言い切れるものではないと知っている(学生の頃そういう勉強してたので)。

更に、若い頃少し精神的に落ち込んだ時期もあったし(診断がつくほどではないが)、まぁだからこそ今回のは違うと分かるんだけど…。

 

何より、ここで抗うつ剤を拒否して更に症状が変わらずにいたら、その後いくら体調や症状が辛いと訴えても『だって抗うつ剤すすめたけど拒否したじゃん』と、今後の話が、話にもならなくなるのが目に見えていたから(笑)

 

そしてまた困った症状が出始めていた。これも3月中旬くらいから。

それは、"食事が食べられなくなった"ということ。「食欲が無い」のではない。普通に晩御飯を用意したら、いつもの半分くらいしか食べられなくなっていた。特に胃腸の調子が悪いとかも無く。

ただ、この頃は「なんで?」とは思いつつあまり気にしていなかったが…。

 

 

抗うつ剤で体調が良くなるならそれでもいいかな…なんて思った。

それほどもう、仕事が、動くことがつらかった…。

 

とりあえず抗うつ剤を飲んでみることにした。二週間。

でも違いが分からなかった。むしろめまいに悩まされ、身体の動きが鈍くなるような感覚がした。

(ちなみにめまいというのを初めて経験した(笑))

 

…仕事になりません!!

 

でも二週間飲んだら変わるのかなぁ?と思い真面目に飲んでいた。

 

何も変わらなかったけどね!

 

 

そして3月後半ぐらいから、出勤してから昼休みまでの午前中がすでにもたなくなっていた。

スタッフルームの隅っこで座り込んで休憩…。数分を何回かだけど、ほんと申し訳ない…忙しいのは分かってる…でも身体がつらい…恥ずかしい…でも動くのがキツい…。

そして、この頃から昼食が食べられなくなってきていた。「食べたくない」では無く、「食べられない」感じだった。昼休みは体力回復に使う。デスクにつっぷしたままひたすらじっとしていた。

少し体力回復させて、なんとか夕方までごまかす。

 

そしてとにかく夕方からがキツい…。

17時からのミーティングがキツい…カンファがあると長い…。

早く休みたい。

横になりたい。

 

この頃から「疲れた」という感覚より、とにかく「身体がつらい。キツい」になってた。記録にも、「キツい」という単語が増えた。

 

 

3月下旬。仕事終わりに受診できるように調整してくれた。助かった。

そして診察。

抗うつ剤はちゃんと飲んだけど違いが分からなかった、めまいと動けなくなる感じで仕事に困った、と話すと、

 

内科Dr.「そっかぁ…もしかしたら劇的に変わるかと思ってたから、悪いことしたね。ごめんね~」

 

と言われた。

医師に謝られたのも初体験(笑)まぁ自分は効果無いだろうとは思ってたので別にいいですけどね。

でもこのDr.曰く、自分みたいな症状の人で抗うつ剤飲んだら劇的に良くなる人が結構いるとのこと。

うーん…メンタルの病気じゃないのは自分では分かってるけど…言っても無駄だよね。だから言わない。

 

するとこのDr.、大きい病院で詳しい検査をしてみては?と提案してくれた。ここでできる検査はやったけどできない検査もあるからもっと大きい病院で調べたら?と紹介状を書いてくれることになった。

ありがてぇ!!(笑)

 

もうこの頃には限界ギリギリな感じになっていたから。

息切れも進み、常に身体がキツい。食事もまともにできない。

更に、苦しい感じで夜眠れない日も増えていた。仰向けでも横向きでも息苦しい。たまたま楽になった体勢の隙に頑張って寝ていた。

 

 

仕事に行っても仕事にならない。

仕事中、何回も休憩しないともたない。

職場のスタッフには心配かけてる。

迷惑と思ってる人もいるだろう。

 

社会人として生きてる以上、仕事に行かないといけない。

いけないというか、そうじゃないと生きていけない。

この仕事が嫌なんじゃない。仕事がしたくないんじゃない。

だから何とか仕事ができるように、

休みの日は何もしない、どこにも出かけず

ただひたすら身体を休める。

 

 

でも、それでももたなくなってきた。

そうなってきたことが、キツいしツラいと思うようになってきた。