ついにやってしまった話①
※今回は、完全に自分の気持ちを整理する為に文章にすることにしたので、ブログ本来の意図とはずれる内容になると思います。
去年(2019年)、病院の帰りの電車内で、初めて倒れるという自体になってしまいました。
今思えばとてつもなく恥ずかしく、やっぱり回りの人達に迷惑をかけてしまったと地の底まで凹んでいます…。声をかけてくれた方にお礼も言えませんでした。
病院の帰り、帰宅ラッシュに当たってしまい、座れず、掴まるところすらない満員電車でした。
最近予約の時間に行けず、診察の時間をずらしてもらうことが多くなり、よくこの時間に当たってしまいます。
ただ、次に降りる駅までは15分程度。今までもなんとか耐えられていたので大丈夫と油断したのです。
つらい…キツい…と思いながら、いや、もう少し…もう少しだから…とごまかしていた時、突然電車が揺れ、大きく前後に揺さぶられました。そしたら何故か猛烈な吐き気が。それは、体調が悪くなってきた時にくる吐き気に似ていました。それが突然きました。思わず下を向いたのですが逆効果。
(…これは…ヤバい…!!!)
満員電車だったので、バタンと倒れたら迷惑だ…いっそその場に座ってしまおうか…なんて考えていた気がするが、そんな余裕があったのか?
そして身体が限界にきました。
すとんっ!と、真下にしゃがむように倒れました。
(…あぁ…やってしまった…)
と思いましたが、いや、疲れてただしゃがんだ人だと思われたら意外と大丈夫なのでは?イヤホンで音楽聞いてるし、意外と声もかけられないのでは?とか意味不明なことを考えてました。
この辺りから、意識は一応あったのですがはっきりしなく、記憶も曖昧にしか残ってません。
…どうやら回りの人達は「人が倒れた」という認識だったようです…。
すぐに声をかけてくれた方がいたのですが(音楽聞いてても回りの音は少し聞こえる程度の音量にしてるので)、その方には返事も出来ず身体も全く動かすことが出来ませんでした。
今思うと、無視してしまったようでとても申し訳ない気持ちです。
全身からぶわぁ~っと変な汗が吹き出てきて、手も腕も足も震えてきて、全く動けず立てそうにもない。
「あ、これはマジでヤバいやつだ…」と思いましたが、その時自分は、
『早く電車から降りなければ…』
ということしか考えてなかったように思います。
これが、不思議とその時は「恥ずかしい」という気持ちは無く、早くこの状況をどうにかしないと…としか考えていませんでした。
でも問題は、すぐ動けるようにならないということです…。
何分かは分かりませんがしばらくじっとしていると、お姉さんが横に来てくれ声をかけてくれました。
ここでやっと、顔を少し上げ、イヤホンを取り「…すみません…」(だったと思うが…)と声を出すことができました。
ここで、自分の回りから人がいなくなっていることに気がつきました…。満員電車なのに、まるで自分はドーナツの穴です。
お姉さんに「優先席空きましたよ」と言って頂けましたが、今どの辺りか確認して頂き、次で電車を降りることにしました。
しましたが…立ち上がれないのです…。
あんなに満員電車だったのに自分の回りからは完全に人がいなくなりました…。
…あぁ…ご迷惑かけて申し訳ない…などとぶつぶつ呟く危ない人に見えたかもしれません。
その辺、あまり記憶にないのです。
やっと手すりに掴まり這い上がり、なんとか立ち上がることができました。
そこで後ろにいたお兄さんにも「ここ(優先席)空きましたよ。座れますよ」と声をかけて頂きました。
この時、自分はお礼を言えたのだろうか?
「ありがとうございます。次で降りますので大丈夫です」と言ったつもりだが言えてたのだろうか?
そもそも先程のお姉さんにも何もお礼を言えてないと気がついたのは後からになってからでした。
このお姉さんもお兄さんも、顔をはっきり見て話をしたはずなのに、全く顔を覚えていません。
優先席を譲ってくれた方は男性か女性かも分からず、ぼんやりとした影しか覚えていません。
確か、自分の前には小学生くらいのお子さんも立ってたはず。怖い思いをさせてしまっただろうか…?
自分はこの時、これ以上迷惑はかけられない、電車を止めてしまったら申し訳ない、早く降りなければ…としか考えてませんでした。
身体もあまり言うことを聞いてくれず、電車から降りることで精一杯で、声をかけてくれたお姉さんやお兄さん、席を譲ってくれた方にお礼の一言も言えず、迷惑をかけた回りの方々にお詫びの言葉も言わず、ただフラフラと電車を降りてしまいました。
その後、ホームの椅子で休憩をして何とか家に帰ることはできました。
前も、体調が怪しくて途中下車したことが何度かあります。
何故、今回はしなかったのか…。「もうすぐだから大丈夫!耐えろ!」というところに突然予想外のことがきてしまったので避けられなかったのか…?
しかし、家に帰ってからも地獄が待っていました。