慢性疲労症候群ずっこけRyo養記

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と診断されたのになんかまだ疑わしいという変な人のブログ(確定診断は受けてます)。日々の体調や経過・状況など、闘病・療養を中心に書くつもりだが、本人はアホの子なので絶対に脱線するだろうと思っている。ネットと本でかろうじて生きているイキモノ(たぶん)。毎日いっぱいいっぱいなのになんだかいろいろずっこけすぎて残念な人がお送り致します。

昔の話をする前に

※今回、完全に自分個人の話&長文なので読まなくても良いです(笑)昔の話をするのに、知っていてくれたら話が多少スムーズにいくかなぁと思ってのことなのでいらないかもしれませんが…。


元々、ブログを始められたら、慢性疲労症候群を発症した頃の話もしようと思っていました。
当時、あまりにも続く体調不良を不思議に思い、また、「どこか知らんけどどっか身体に異常がおきてるのは分かる…」とはっきりと感じられていたので、今後、何か役に立つことがあるかと思い、忘れないようにノートに記録をつけ始めたのがきっかけです。
まさかブログで役に立つとは思いませんでした(笑)


昔の話をする前に、簡単に自分のことを話しておきたいと思います。

自分は、ごく普通の会社員(…普通じゃないかもしれませんが(笑))として二十代を過ごしました。この仕事はたまたま縁があって始めた仕事で、特にこの仕事がしたいと思って就職した訳ではありません。まぁ、よくある話です(笑)
いろいろと大変なこともあり、たくさん迷惑もかけましたが…。
仕事も、社会人としても、右も左も分からなかった自分をちゃんとした社会人として育ててくれた大切な場所になりました。

ただ、三十歳を前にふと思ったのです。
「自分は、この先もこの仕事を続けたいか?」と。

きっかけは、興味がある仕事ができたことです。
それが、介護士でした。

この頃、祖母が老健におり、休みの日にはよく遊びに行きました。そこで実際に「介護」というものに触れたことがきっかけになったのかと思います。
もしかしたら、介護士の知識と経験があれば、自分でも何かの、誰かの役に立てるかもしれない…と思ったのかもしれません。


余談ですが、自分は学生の時に福祉系の学校に行っていました。その頃は心理学・カウンセリング科を専攻しており、同じ学校に介護科もあったのですが、当時は全く興味が無く…本当に人生はどうなるか分からないものだなぁと思いましたね(笑)結局、心理学方面の仕事にも就きませんでしたし。


自分は、転職を決めました。
やりたいと思った仕事をしてみたいと思ったのです。


今しかない、と。


ただ、すぐには介護士として仕事は出来ないと分かっていたので、まず勉強として介護事務の資格を取り、介護職員初任者研修(昔でいうとヘルパー二級ですかね?)の申し込みをしました。

その、初任者研修の最終試験の三週間くらい前だったか…。介護職向けの就職説明会がありました。
当時、三十代で介護職歴無しなんて、就職に苦労すると思ってました。なので、こういう説明会は行っておいた方が良いと思い、ほとんど経験値の為に参加したのですが…。

最後に話を聞いた会社がとても親身に話をしてくれました。素人の自分の質問にもきちんと答えてくれ、最後に、職場見学も出来るので是非連絡下さい、と笑顔で名刺までくれました。(この前にいくつか回ったが名刺をくれたのはここだけだった)

何となくとしか言いようがないですが、見学に行こうと思いました。現地の雰囲気を感じて、良かったら面接をしてもらおうとまで思ってました。説明会の時点から、もう、直感としか言いようがないのですが。

そして見学。決めました。
面接をお願い致しますと言うと、何と即面接。
何この準備の良さ!…まぁ、こちらは万が一、すぐ面接になっても良いようにきっちりスーツに履歴書まで持っていきましたが(笑)

それで、自分でもよく分からないまま、就職が決まっていました。

…まだ初任者研修の試験終わってないのに(笑)
こんなにスムーズに再就職が決まった自分はラッキーなのでしょうか。さすがにスムーズすぎて周りの人には多少心配されましたが…。


そして、念願の介護士として働く日々が始まりました。
自分は、分かりやすくいうとデイサービスのようなところで働き始めました。デイサービスで、やりたいことがあったからです。


しかし、仕事に慣れる前に、祖母は突然亡くなってしまいました。脳梗塞でした。


それでも自分は、この仕事を続けようと思ったのです。


確かに大変な仕事です。仕事量も多いし体力も使う。気を使うことも多いし、会社員の時より圧倒的に仕事をしてる時間が長い。

でも、楽しかったのです。辛い、キツイことがあるのは当たり前です。どんな仕事にもそれはありますが、この仕事なら一生やってもいいかなと思いました。

自分は職場にも恵まれたと思います。職歴ゼロの自分を、回りの皆が指導してくれました。


仕事にやりがいを求めたり、強要するのはどうかと思いますが、確かにやりがいがあると感じていました。前の仕事とは違う、目に見える・感じる変化や達成感があるのです。


これは、同じ介護士同士しか伝わらないかもしれませんが、説明しきれないものがあるのです。
10の嫌なことが吹っ飛ぶ程の1がくる時があるのです。

楽しいと思える仕事に出会えた。職場のスタッフや上司にも恵まれた。
自分はこれから、ここで何が出来るだろうと考えるようになりました。


そんなこんなで、自分は、ごく普通の、どこにでもあるような生活を送る人間だったのです。

前にも書いたと思いますが、仕事をし、先輩や同僚と「残業多すぎ!やること多すぎ!」と愚痴を言ったり(笑)、みんなで呑みに行って「今後の介護とは?リハビリとは?」などを語ったり、楽しかった。…まぁ残業は多いなとは思いましたが(笑)
休みの日も普通でした。ダラダラしたり、遊んだり家事したり…。
なんの変哲もない、普通の社会人でした。


そんな矢先の出来事でした。
突然、訳の分からない体調不良が始まり、こんな目に合うとは…この頃は全く思ってもいませんでした。